2・3年生、第3回人権LHRを行いました。
2016.02.16
本日、2・3年生が、3回目の人権LHRを行いました。
<2年生>
2年生では、1年を通して「障がい者問題」について取り組んできたので、そのまとめを行いました。
最初に、1回目の人権LHRで学んだヘレンケラーの「障害は不便ではあるが不幸ではない」という言葉や、人権行事で車イスダンサーの奈佐さんが、車イス生活における不便なことや、「心のバリアフリー」について話してくれたことなどを振り返りました。
そして、今回は、障がいを持っている人たちは生活の中でどんなことに不便を感じているのかを具体的に考え、視覚障害・聴覚障害など障がいによって不便を感じる部分にも違いがあることを確認しました。また、このような不便さを解消するため、すべての人が、より便利に、より快適に生活できるように作られた共用品(アクセシブル・デザイン)やユニバーサル・デザインの商品を学び、体験しました。
実際に共用品の使い心地を体験したり、ラップ側面に「W」と凸文字が印字されていることを知ったり、「すべての人にとって便利な商品」が必要であることを実感してくれたようです。
障がいの有無に関係なく、困っている人がいれば、助けようという「思いやりの心」や「一人ひとりを大切にする心」を持つことが必要であり、行動していくことが大事であるということを今日の授業を通じて再認識してくれればと思います。
<3年生>
3年生は、中学校生活で最後の人権LHRということで、今年度学んできたことを中心に3年間の総まとめをしました。
1年生では「いじめについて」、2年生では「障がい者問題について」、3年生は「ネット社会と人権」について学んできました。それぞれ全く違うことを学んだように思えますが、『相手を思いやる』という共通のメッセージがそこにはありました。誰かを固定観念で見ることで、物事の本質を見逃してしまったり、理解できないことがあったり、相手を傷つけてしまったり、悲しませてしまったりすることがあります。
相手を思いやる気持ちを意識することで、残念な誤解や本質を見過ごさずにすむということを、生徒たちも理解してくれたのではないでしょうか。
中等部を卒業しても周りの人に対する思いやりの心を持って日々の生活を送ってくれることを願っています。
授業の最後に、「相手を思いやるために何ができるか」というワークシートの問いに真剣に向き合う姿が印象的でした。
1年生は、今週の木曜日5,6時間目に人権LHRを行います。