「SPP講座」に参加してきました。
2013.09.02
8月30日(金)9時~16時まで、大阪工業大学にて本校の中学生・高校生の受講希望者を対象とした、「SPP講座」が行われ、中等部からは、1年生が1名と3年生が7名参加しました。(SPP(サイエンス・パートナーシップ・プロジェクト)は独立行政法人科学技術振興機構(JST)の事業で、仰星高校独自に企画・立案したテーマについて大学や研究所と連携しながら、科学の楽しさを体験して学ぶというものです。日頃の学校での授業とは一味違った最先端の科学に触れることができる機会です。)
今回は大阪工業大学工学部環境工学科の先生方からご指導を受けました。テーマは「我々の水道原水である淀川の水質について」であり、講義および実習を行いました。 その内容は、
① 大阪工業大学横の淀川の城北大橋において、淀川の水を自分たちで採水を通して、正しい水質デ-タを得るための採水方法を体験する。
② 採水した水について、外観、色、臭いとともに、水温、電気伝導度(EC)、透視度という物理的水質指標の測定を行う。
③ 採水した水を実験室で分析するための、ポリビンと溶存酸素ビンへの採取方法について学ぶ。
④ 実験室において、pH、溶存酸素(DO)、浮遊物質(SS:Suspended Solid)、COD(Chemical Oxygen Demand:化学的酸素要求量、パックテストによる簡易分析法)という物理化学的水質指標の測定を行い、水質分析方法について学ぶ。
⑤ 生徒にとって身近な食品、家庭での排水(台所、お風呂)のCODを測定し、水道水、淀川の水と比較し、生活排水問題について学ぶ。
⑥ 得られた水質結果に基づいて、生活排水、淀川水質、水道水質の3者の関係について考える。
⑦ 適時、水道原水となる淀川の水質や分析方法等について講義を行う。
というものでした。生徒たちは、大変興味をもって講義や実習に取り組んでいました。
今回の実習の説明を受け、淀川の水の採水場所へと向かいました。
採水場所(城北大橋)で説明を受け、ロープを使ってバケツを垂らし、採水しました。 ここでいくつかの水質検査を行いました。
実験室で水質の分析を行いました。細かな分析作業であり、生徒たちは慎重に取り組んでいました。
最後に、水質分析の結果の考察やまとめの講義を受けていました。
参加した生徒たちは、大変興味をもって講義や実習に取り組んでいました。