Gyosei日記[中等部]

中2、保健講話「いのちのお話」を聞きました。

2023.03.15

今日は、2年生を対象にした保健講話がありました。講師は助産師の近藤陽子先生です。

最近はニュース等で「いのち」が粗末に扱われるようなことが多く報道されています。戦争や紛争などにより、毎日のように大切な命が失われており、胸を痛めることも多々あります。また、日本では今年度1万人を超える自殺者数が確認されており、そのうち小・中・高の児童・生徒が500名程度含まれているという報道も耳にしました。

「いのち」の大切さを再確認するためにも、今日の保健講話はそれぞれの心に響くものになったのではないでしょうか。

「いのち」の始まりを知るということで、生徒たちには0.1ミリの穴が開けられた黒紙が配布されました。

 この0.1ミリというのは、人間の命がお腹に宿ったときの大きさだそうです。生徒たちは明かりに透かしてその穴を確認して、あまりの小ささに驚きの声をあげていました。 

講演会では、赤ちゃん人形アレックス君も登場し、赤ちゃんがどのようにして産まれてくるのかがわかりやすく説明されました。

私たちが誕生するときには多くの人々の助けがあり、生まれてからは家族や共にいる人に世話をされ、愛情を注いでもらってきました。

だからこそ、今みんなは元気に成長できているということを先生は伝えてくれました。

生徒も、自分が生まれてくるまでの間どれだけ多くの人たちに応援してもらったのか、そして、生まれてからどれだけ愛されてきたのかということを実感できたことでしょう。

「今の君達がこうして成長しているという事は、誰かに愛情を注がれて、育った証拠だ」というコメントは特に印象的でした。

そして同時に、自分以外の他者の「いのち」の重さや大切さもしっかりと感じてくれたことと思います。

中学2年生という時期は、自分の「からだ」や「こころ」がどんどん変化しており、アンバランスな状態にある人もいると思います。

「いのち」がどれだけ大切なものなのかということを勉強した今、自分の「いのち」についてもう一度向き合い、自分を大切に思う心、そして、家族、友達、まわりの人を大切に思う心を育んでください。

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